ハイバック
ブリムの前面が下向きで、後部が上向きになっている形の総称です。このようなかたちの婦人用の帽子を指すことも多いです。様々な素材のものがあり、夏用のブリムが大きいものは、婦人帽の定番でもあります。
バスクベレー/ベレー/ベレー帽
ブリムのない頭にぴったりとした丸型の帽子です。フェルト製のものが多いですが、その他の素材で作られたものもあります。元々は、スペインとフランスの国境地帯であるバスク地方で、農民達にかぶられていた帽子です。形も様々な種類があり、飾りがついたものや大きくゆったりとしたつくりのものもあります。
八方ハンチング/八つ剥ぎ
ハンチングの一種で、8枚の生地を合わせてクラウンが作られたものを言います。キャスケットとハンチングの中間のような形です。
パナマ/パナマハット
夏の代表的な帽子です。エクアドルやコロンビアなど中南アメリカで採れる椰子類の落葉を漂白したした材料で作られた帽子です。主な産地にあたるのがパナマ地方であるため、このように呼ばれています。様々な種類があり、高品質なものは、非常に柔らかく、きめ細かく編まれたものがあります。また、近年では、草に似せた紙素材で安価に作られたものを多く、気軽にかぶれるものもあります。
ハンチング/鳥打ち帽
クラウンは平らで、短めのブリムが前部に付いた形の帽子です。クラウンは、1枚の生地で作られたものから8枚の生地で作られたものまで、様々な種類があります。元々は、イギリスの上流階級の人々が狩猟時に着用していた帽子です。最近では、老若男女気軽にかぶれる帽子として、キャップと同じくらいポピュラーな帽子となっています。アイビーキャップもこのタイプの一種で、クラウンの形やブリムの大きさなども色々な種類があります。
フィッシング
調査中
ブルトン
ブリムの前部が上がり、後部が下がった形の帽子です。元々は、フランスのブルターニュ地方の農民が男女の区別なくかぶっている帽子です。日本では、婦人用としてかぶられています。
プロムナード/ハンチングベレー
ベレーとハンチングの中間のようなウールの帽子です。ベレーのクラウンの中に芯が入っていて、ハンチングのブリムにあたる部分を形作っています。クラウンは硬めで、きれいな丸みを保ったままかぶることができます。
ベビーフード/ベビースチュアートキャップ/ベビーボンネット
乳幼児用のフード帽です。頭全体をすっぽりと覆うようになっており、あごの下で紐を結んでかぶるようになっているものが多いです。
ペリカン
キャップのブリムが長くなり、先端がやや反り上がった形の帽子です。
ヘルメット
頭部を保護するための帽子の総称で、現在では鉄製やアルミ製の作業場での安全用に使用されることが多いです。元々は、熱帯地方の国々で直射日光を防ぐためにかぶられていました。サハリの原型とも言える帽子です。
防寒帽/防寒
顔の前面以外を覆うようなかたちの帽子です。小さめのブリムが前面に付き、裏地は毛皮のものが多くあります。
ポーク
調査中
ポークパイ
クラウンの上部が平らなソフト帽のことです。その形がポークパイに似ているのでこのように呼ばれます。
ボーラー/山高帽/チャップリン/ダービー(ハット)/ムロン
クラウンが丸く、やや縦長で、ブリムは両側が少し反り上がった帽子です。堅いフェルト地で、黒が定番の紳士用ですが、リボンや羽の付いた婦人用のものもあります。
ボンネット
後頭部を包み込むようにかぶる帽子で、大きなブリムのついたもおのが多くあります。
ホンブルク/ハンバーグ/フェードラ
ソフト帽などファーフェルトのハットの一種です。ボーラーハットのクラウンの中央をへこませたような形になっています。礼服に合わせる帽子のひとつです。イギリスの首相ウィンストン・チャーチルが愛用していたことで知られています。